登山&のら湯-山道のあっち側

一本松温泉跡たつこの湯 (1)

訪問データ

【訪問日・天候】

2004年春 平日 晴れ

「たつこの湯」「たっこの湯」、どちらが正式な呼び方かわからないのでありますが、まあ野湯だから正式もなにもどっちでも別に構わないっちゃその通り。もちろんのこと名前の由来もわかりません。一本松温泉跡と看板があるので、かつては温泉宿があったのかもしれないですね。

一本松温泉跡は、烏帽子岳山頂へと向かう登山道の途中にあります。温泉跡地にはマニアが造ったと思われる湯舟がひとつ。そこまで徒歩で30分程度の、比較的お気軽な野湯です。

まずは乳頭温泉郷の黒湯温泉まで車で行き、そこからスタートとなります。*写真(1)

黒湯の裏、源泉地帯を抜けて沢沿いにルートを取ります。*写真(2)

やがてちょっとした大きさの砂防ダムが現れ、その横の階段状に付けられたコースを進みます。ダムの向こうにはそこそこの貯水量がありそうな人工湖が出来上がっています。*写真(3)

ダムを越えるとルートは山側に向かい、登山道らしくなってきました。*写真(4)

この辺りから道は沢からどんどん遠ざかり、沢音さえも聞こえなくなります。温泉跡は沢沿いにある筈。しかし道はどう見ても登る一方で沢から遠ざかるとしか思えず、不安になって引き返してしまいました。もしかして通り過ぎたのかも。

引き返してもそれらしいものは見当たらず。ええい、行けるとこまで行ってやる。なんだったら山頂まで行ったっていいや、と思い直して再び登り始めます。

するとやがてまた沢にぶつかり、そこに立つ道標には一本松沢との表示が。ほっとひと安心。*写真(5)

ここから少し沢と一緒に進むことになり、道はありません。但し要所の岩に赤いマーキングがしてあり、ルートははっきりしています。