1年前は岩稜帯の少し手前まで行ったところで引き返しました。だもんで今度は2時間ほど早めて出発。前回は12月、今回は2月と2ヶ月ほど違いがありますが、積雪の量はほぼ同じ、天気もよく晴れて全く同じような条件でのハイキングとなりました。
樹林帯の歩きは面白味も薄く、冬だからまだマシだけど夏はつまらんだろうなと思いながら、特筆すべき出来事も起きず前回到達点を通過。*写真(1)
そこから少し登ると樹林帯が終わります。*写真(2)
ここまでは急な登りの連続でそれも苦行のようなものでしたが、やっと展望が開けると思って樹林帯を飛び出すと、それまでの穏やかさが急転、今度は猛烈な風が叩きつけてきます。
岩稜帯はひとつひとつの岩が大きめで、少し歩き難い。*写真(3)
しかしそれも少しの辛抱で、山頂を巻く道に入ると極めて平穏な道程になります。但し風の強さを除いて。*写真(4)
蓼科山頂は広大なのでまあ蓼科山頂ヒュッテも山頂のようなものですが、そこで折り返して一番高い場所に向かってもう少し歩くと、山頂標識のある記念撮影に良さそうな最高点に到着です。*写真(5) *写真(6) *写真(7)
尖った山頂よりなだらかな山頂が好みではありますが、ごろごろと岩だらけの広々山頂ってのは、どうしてこんな風に形成されたのかちょっと不思議に思える光景です。*写真(8)
なんて感慨にふける時間も早々に、ほぼ立ち止まることもなくくるりと後ろを向いて引き返しにかかります。なんせ風が強くて、本当は山頂で飯を食いたかったけどとてもそんな悠長なことは無理。山頂部には風を避ける場所は一切ありません。ヒュッテの周りをうろうろしてみても風の当たらない場所はどこにも無し。
結局腹ごしらえできたのは樹林帯まで戻ってから。傾斜が急で落ち着ける場所はありませんが、強風よりはマシ。そそくさとおにぎりを食って、そそくさと下山しました。