登山&のら湯-山道のあっち側

浅間山(高峰高原〜表コース〜黒斑山〜蛇骨岳)|上信越高原国立公園

登山データ

【登山行程】

高峰高原〜表コース〜トーミの頭〜黒斑山〜蛇骨岳〜黒斑山〜中コース〜高峰高原

【訪問日・天候】

2012年7月中旬 平日 晴/雨

【GPSトラックログ】

往路復路

【登山口駐車場】

駐車場 [50台 トイレ有] 地図

WGS84 N36'24'18.834 E138'28'9.936 A1966m
85 866 202*31
【仮眠・車中泊】

道の駅「雷電くるみの里

【参考サイト】

小諸市浅間山登山 高峰高原ホテル

【計画】

高い場所から低い所を見下ろして悦に入る趣味はなく、どちらかというと見下ろして街が見えてしまうと興醒めする方なのです。だから浅間山に行ってみようと考えた時、外輪山にしか目が行かなかったのは必然。独立峰は眺めるに限る。

前回の登山から期間が空いてしまったので、楽そうな黒斑山へオーソドックスなコースを選択。

写真(1):登山口】

梅雨まっただ中、天気予報も曇/雨で、登山口のある高峰高原へ行ってみるとやはりそこは完全に雲の中。いつでも降りだす準備万端の空を恨めしく仰ぎながらも、近頃予報はどうであれ晴れることの多い自分の晴れ男っぷりを信じて、案外気持ちが落ち込むことはない。

準備を整え、高峰高原ホテルの道を挟んだ向かいにある登山口へ足を踏み入れる。

写真(2):表コース・中コースの分岐】

登山口は広場になっていて、その広場の奥がすぐ表コースと中コースの分岐となる。「山と高原地図」で推奨の表コースへ。

写真(3):表コース】

少し登った後、道は下りに転じて不安になりGPSを確認。今回からiPhoneの山と高原地図を導入し、ガーミンeTrexと比べても現在地の確認が容易で、決められた登山道しか行かないなら最強だなと実感。日帰り登山であるならバッテリーも余裕。FieldAccessと国土地理院の電子国土との組み合わせもeTrexの地図より見やすいので、不満といえば本体内のバッテリー交換が可能であって欲しいってのと、日常防水程度でいいから防水であって欲しいってこと、そして直射日光下でももっと見やすい液晶であればってことくらい。

道を間違ってないことを確認して進むとやがて登りになり、所々で展望が開ける。

写真(4):樹林を抜けると紫外線がきつい】

木々の背が低くなり、上空が開けた頃にはすっかりガスも晴れて強い陽射しが突き刺さる。この時点では一時的なものと思い、日焼け対策は何もしていない。

写真(5):正面に浅間山と左にトーミの頭】

避難小屋を過ぎると急に目の前が切れ落ち、秀麗な浅間山が姿を現す。

あまりにも天気が良くなりすぎて曇る気配もなく、ジリジリと顔を焼く日光にやばいと感じて慌てて日焼け止めクリームを塗り、グローブも着けた。既に少し赤くなっていたので、昨年散々な目にあった山の紫外線の怖さを思い出す。

ここから馬ノ背状になっている崖のヘリに沿って進むと最も下った辺りに中コースとの分岐、登り返すとトーミの頭。

写真(6):トーミの頭から黒斑山を望む】

トーミの頭から下を覗き込むと、つづら折れに登る草すべりコースが見えるが、ほぼ崖だろうという急坂っぷりに、ちょっとここを登るのは勘弁だな〜と思う。

トーミの頭からは黒斑山もよく見通せる。またもや一度下って登り返すようなルートだが、黒斑山まで時間にして20分ほど。

写真(7):黒斑山山頂からの浅間山】

黒斑山山頂は樹木に囲まれ、浅間山を見通す方向の一部だけ視界が開けている。まさに浅間山ビューポイントの為にあるような山頂。

写真(8):蛇骨岳、仙人岳、鋸岳】

蛇骨岳、鋸岳へ続く稜線を見ると、いかにも火山だなぁという地形。

黒斑山から蛇骨岳に向けて歩き出すと、登山道は狭く草木がせり出して軽い薮漕ぎ状態。まあそれはいいのだけど、ちんまい虫の大群が顔の前を飛ぶのには閉口。息をすると鼻の穴に飛び込まれそうだし、本当にこのちんまい虫の大群は嫌いだ。

写真(9):蛇骨岳山頂】

蛇骨岳山頂は黒斑山より視界が開け、ほぼ全方向がよく見える。黒斑山とは少し違った角度の浅間山が見え、前掛山への登山道もくっきりわかる。

ちなみに、携帯電波は黒斑山では届かず、蛇骨岳まで来てやっと二本。docomoだったらもっと入るのか?

時間的には余裕があったので先に進もうとも考えたが、やっぱいいやとそこから引き返すことにした。ここまで全く人の気配がなかったのに、引き返し始めるとそれまでと打って変わって何人もとすれ違う。

帰りは中コースを使い、12時過ぎには高峰高原ホテルで昼食。その後、風呂に入りに軽井沢まで行く頃に土砂降りの雨が。早めに切り上げてラッキーというか、運が強いというか、惚れ惚れするほどの晴れ男っぷりにさすがに自分でも感心した。次もまたこの調子が続くことを願う。