【計画】
2月に本沢温泉に行ってからまた間が空いてしまい、緩みきった脚の筋肉にそろそろ活を入れねばと、とりあえずは軽めのコースということでロープウェイを使って谷川岳に行くことにした。
今回は一人ではなくツレと一緒。
【写真(1):天神峠から谷川岳を真正面に出発】
平日だしもっと人はいないかと思っていたけど、ロープウェイの乗り口はそこそこの人出。ロープウェイ山頂駅からリフトに乗り継いで天神峠まで上がっても、観光客、登山客が入り混じって大勢の賑わいだった。
谷川岳を正面に望みながら、見晴しのいい尾根をあるき出す。
【写真(2):肩の小屋手前の雪田】
日陰ではぬかるんでいたり雪が残っている箇所もあったが、おおむね何の問題もなく熊穴沢避難小屋も過ぎ、きつめの登りにとりかかる。
あとひと登りで肩の小屋に辿り着くという所で、巨大な雪田に阻まれた。
【写真(3):そこそこ急傾斜な雪田】
雪田にはルートの目印としてロープが張られているので迷うことはない。しかし直登なので傾斜は急。特に登り出しはかなり急傾斜。表面はしゃくしゃくのシャーベット状だが、固く締まっているので案外キックステップのつま先が食い込まない。アイゼンを出すほどでもないが、前歯のあるアイゼンがあった方が楽なのは確か。雪田の半ばを過ぎれば傾斜も緩くなる。
【写真(4):トマの耳をスルーしてオキの耳へ】
肩の小屋の辺りからトマの耳まで残雪はなく完全に夏道となる。
トマの耳山頂は大勢の人で賑わってたし、先にオキの耳へ行くことにしてトマの耳をスルー。マチガ沢へ切れ落ちる岩壁には残雪が貼り付いているが、登山道は完全に露出していて影響はなかった。
【写真(5):オキの耳】
オキの耳も人で賑わっているが、トマの耳よりは若干少ない。
【写真(6):一ノ倉沢を足下に休憩】
オキの耳を少し過ぎると、一ノ倉沢の上部となる。そこで休憩。
足下が切れ落ちて遥か下の一ノ倉沢が見える。登山しているうちに怖さが麻痺してて平気でヘリまで行ってしまうが、滑って落ちれば数百メートルの墜落…。たまにふと冷静になると急に足がすくんだりもする。
【写真(7):トマの耳】
トマの耳に引き返すと、少し人が減ってて山頂が空いてたので記念撮影。あまり長居せず下山にかかる。
【写真(8):天神平への下道は所々ルート上に雪が残る】
熊穴沢避難小屋を過ぎるまで何の障害もなく順調。
往路で使った天神峠へのルートは辿らず、下の巻き道ルートをとる。そちらは陽の当たりが悪いのか、終始ぬかるんでたし、残雪も多くあった。ちょっと危なそうな箇所にはロープが張られているので危険はないが、天神峠から出発した観光ツアーはぐるっと周回せず途中で引き返していたので、登山者じゃない一般観光客はこの時期まだ下道は通らないのだろう。
ロープウェイ山頂駅の到着は15:30。天神峠を出発したのは9:50だから、休憩含めて5時間と40分。