【概要】
標高1,052m、生川を挟んで武甲山と向かい合う、二子山から連なる尾根の最高峰が武川岳。武甲山から二子山へ抜ける通過点としてや、伊豆ヶ岳から繋げて登る人が多い模様。奥武蔵の山はひとつだけ登ると物足りないが、繋げようによってはかなりハードな登りごたえにもなり、奥が深い。
とはいえ軟弱な自分は、今回もひとつ登るだけで終わらせてしまうわけだが、5ヶ月ブランクを開けただけで、それでも筋肉痛になってしまうのが情けないところ。
【写真(1):一の鳥居より少し先の登山口】
一の鳥居から林道を200mほど進むと、妻坂峠へ向かう登山口がある。古くからある道なだけに、入り口はよく整備されている印象。
【写真(2):沢沿いの登山道】
登山道は沢沿いに登るため、すぐごろごろと石の浮いた荒れぎみの道となる。沢筋らしいと言えば沢筋らしい道と言える。
【写真(3):妻坂峠】
妻坂峠。前回下りで使った横瀬側は二度目になるが、飯能側も気になってるんで、いずれ機会を作って行ってみたい。
妻坂峠を西に折れると大持山方面、東に向かうと武川岳方面となる。
【写真(4):これより先岩場数ヶ所ありの看板】
武川岳方面へ少し行くと、「これより先 岩場数カ所 あり要注意」と書かれた看板に脅される。
【写真(5):岩場と言ってもこんなもん】
脅された通りすぐに岩場の急登が始まる。鎖なんて気の利いたものなんか一切ないが、高度感があるような箇所もなく、特に怖い所もなかった。
【写真(6):武川岳山頂】
落ち葉の敷き詰められた急登をぐいぐい登っていくと、ぽんと山頂部に出る。ベンチも置いてあって、ここがピークというよりなんだか峠のような雰囲気の山頂。
山頂部は南側の一部だけ開けていて、霞んだ山並みが見えているが、高度を感じられるほどの展望は得られない。
【写真(7):二子山、山伏峠、前武川岳への交差路】
山頂は妻坂峠側と二子山、山伏峠・前武川岳への分岐にもなっていて、それがまた峠っぽさの原因かもしれない。
【写真(8):二子山方面へ下る】
緩やかな下り坂を二子山方面へ向かう。
【写真(9):蔦岩山】
蔦岩山は山頂というより尾根の途中って感じ。
さらに焼山まで言ってみようと思っていたが、蔦岩山を過ぎて崖のような下りを見たら、一の鳥居に車を停めてあるため同じ道を戻る予定で、再びこれを登り返さなきゃならないと思うと、完全に行く気が失せてしまった。
二子山を経由して芦ケ久保に下り、タクシーで一の鳥居に戻ればその方が楽しそうなんだが、金銭を少しでも節約しなきゃならない自分の現況では、そんな贅沢もできず、蔦岩山から引き返すしかなかったのは残念。