約7年ぶりの再訪であります。どんな風に変化しているか、はたまた変わりないか、さてどんなことになっているでしょうか。
とりあえず前回と同じ上流の林道から取り付くことにします。下流側にある養蜂場隣の林道入口は完全に塞がれて通れなくなっていました。通り抜けられなくなったということは、この林道は廃道になったようです。
うっすら雪の積もる広場に車を停めて林道の北上を始めます。やはり林道は若干荒れ始めています。いつになるかわかりませんが、いずれ林道は崩壊して甘湯新湯へのアクセスはより難しくなることでしょう。
前回行った時に憶えておいた林道からの下降点を探しながら歩きます。ハイ、二度間違えました。GPSログを見てもらえばわかりますが、途中で迷走しています。路肩の崩落が進んでいて、記憶とはかなり変わってしまっていました。やっと見つけた下降点を川原に向かって降ります。*写真(1)
川原に降りると、細い渓流の対岸に湯気の上がる場所が見えます。*写真(2)
以前岩に書かれていたマーキングは消えていて、湯気が上がっていなければ発見は難しくなっています。
ブルーシートは無くなっていました。前回ブルーシートが敷いてあった場所には全く湯が溜まっていません。代わりに、一段下に湯溜まりが作られていました。*写真(3)
手を入れてみます。
水でした。
泥濘地から湧きだした湯はこの湯溜まりになんとか導かれてはいるのですが、まず湯量が少ない。それと、川からホースで水が引かれていたのですが、あまりにも上手くホースが設置されていたので温度が低くなり過ぎたようです。
湯が流れ込んでいる場所だけは人肌より温かくなっているものの、とても入浴できる状況にありません。排水して入れ替えないと無理か。かなり工事をしないとダメっぽいので、とりあえず場所を再確認したことだけで満足しておくことに。ブルーシート持参で来た方が良さそうですな。