登山&のら湯-山道のあっち側

会津駒ヶ岳(駒丿小屋〜駒ヶ岳山頂)|尾瀬国立公園

駒ノ小屋手前には、テーブルが並んで大勢が休憩できるようになっています。その横には池があり、池の左右を挟むように木道が駒ヶ岳山頂方面に向かって延びています。片側の木道はこの時季でも残雪に一部埋まっていました。*写真(1)

【駒ノ小屋〜駒ヶ岳山頂】

山頂方面に歩いて行くと、右手にお花畑が広がります。*写真(2)

なだらかな地形は爽快な高原の散策のようで、稜線歩きとはまたひと味違った趣。

やがて木道に傾斜がついてきて登りになり、暫く行くと低めの樹林帯に変わって見通しが悪くなります。そして樹林帯の中で駒ヶ岳山頂方面と中門岳への巻き道との分岐が現れます。ここまで来れば山頂はあとほんの少し。*写真(3)

ひと登りすると山頂に到着。山頂には立派な標柱が立っていました。*写真(4)

燧ヶ岳も見えていますが、背が低いとはいえちょっと樹林がじゃまです。残雪期に来れば遮るものなく見えてさぞかし爽快でしょう。

山頂では先に着いていた単独の二人がちょうどお互いに写真を撮り合っていたところ。横で一眼レフ片手にうろうろしていたら「撮りましょうか?」と言って貰ったんですが、記念撮影とかしない性質なんで「あ、大丈夫です」と言うと不思議そうな顔をされました。普通は山頂で自分の姿を写真に収めるものなのかなぁ。恥ずかしがりなんで山頂で変な決めポーズする趣味もないし。でも今度は奇抜な決めポーズでも考えとこうか。σ(^_^;)

この頃からぽつぽつと雨が降り出しました。先ほどの中門岳への巻き道じゃなく山頂からも中門岳への木道は続いています。だけど今日の所はここでやめにしました。

【駒ヶ岳山頂〜駒ノ小屋〜登山道取付】

山頂への登りでは背に背負っていた燧ヶ岳は、下りでは正面に見えます。*写真(5)

少し左に目を移すと、駒ノ小屋手前の広場には来た時よりもさらに大勢いて、カラフルな雨具の花が咲いていました。*写真(6)

霧が速いペースで移動して展望が悪くなり、雨も降ったり止んだり。でもまだ小雨だったのでそのまま歩きます。*写真(7)

駒ノ小屋まで戻っておにぎりを食べていると、雨が大粒に。急いで雨具を取り出し、雨とはいえ暑かったので上だけ着ます。それでも歩き出すと蒸れてたまらず、結局すぐ脱ぎましたが。

樹林帯まで下りてくるとついに本降り。ええい面倒くせえからこのまま着干しだ!樹林帯の中を駆け下り、帰りは一時間ちょっとで登山道取り付きの階段まで戻りました。ずぶ濡れかって?いや、走って風を当てたら案外乾いていましたよ。