なんかしらんが今年は谷川連峰と八ヶ岳を交互に行ってるだけだ。温泉とスキーも含めれば回数も憶えてない通い慣れた水上で、まずは道の駅に寄り大きい方を爆撃するのもまたお決まりのパターン。
まあガソリンが微妙に高騰している昨今、谷川辺りは適度な距離でお手ごろ、しかも混浴ありのスキーもありの、そして登山もOKで、自分のやりたいことは殆どここで足りてしまうという、通い詰めない理由がないのが水上。ほんと、何度来ても飽きません。というか、まだまだやりたいことがたくさんあります。
そんなやってなかったことのひとつ、西黒尾根に今回行って来ました。
ロープウェイの駐車場には午前6時くらいに到着。冬季は駐車料金も無料なのですが、この時季は有料です。しかしこの時間にはまだ料金を徴収してなく、駐車料金は帰りに払うことになります。
準備を終えて7時ちょい過ぎに出発。まずは舗装路を一ノ倉沢方面へ向けて歩きます。つづら折れを折り返すと舗装路の脇にひっそりと西黒尾根の登山口があります。*写真(1)
暫くは樹林帯の中を歩くことになるのですが、初っぱなから急な登りに出迎えられ、樹林帯を抜けるまで続きます。*写真(2)
樹林帯を歩いている時、一組のご夫婦に追いつかれました。その奥さんの方が追い抜きざま「今日はどちらまで?」と聞いてくるのでちょっと返答に困って「トマノ耳」と答えると、フフンというような顔をされました。で、そこで初めて質問の意味を理解。
いや、体力維持の目的もあったから冬道具も詰め込んでわざと重くしてあるんですわ。どうやらこのザックの大きさを見て、おそらく縦走と勘違いされてしまったようです。確かに日帰りにしちゃ大きいけど、でもテント入ってるほどじゃないよなぁ。
まあそんなこともありましたが、あくまでもマイペースを貫き通して歩いて行くと、やがて樹林帯が終わり見晴しが良くなります。*写真(3)
で、ぼちぼちと現れ始めるのが鎖場。*写真(4)
うすらハゲのように潅木が付いた岩の道を辿ると、次々と鎖場が現れます。途中、展望の良い所で谷川岳も見えますが、ここからではまだまだ長い道のりが控えています。*写真(5)
まあ急登や鎖場のひとつもないとつまらない山歩きになりがちだからいいのですが、こうも連続して鎖場があるとさすがに面倒臭くなってきます。*写真(6)
いくつか鎖場を乗り越えるとやがてラクダの背に到着。*写真(7)
ゆっくり来たので疲れもなく、休憩はせずに見晴しの良い景色を通過します。
ここまでもそこそこ急な登りが続きましたが、ラクダの背から先はさらに急になって行き、崖のような道に変わります。立ちはだかる崖のため、この先山頂を望むことはできなくなります。*写真(8)
ほんでもってまだまだ続く鎖場。*写真(9)