【概要】
武甲山の南側尾根を進むと小持山、大持山と連なり、武川岳、焼山と繋げれば歩きごたえのある稜線歩きコースとなって、標高は低いが本格的な縦走が楽しめる。また、鳥首峠方面など、色々な組み合わせで縦走コースを組み立てる楽しみ方もできる、面白い山域でもある。
武甲山に登ってみてあまりにつまらなかったのだが、色々調べてみるとその裏に連なる小持山、大持山が山らしい景色も楽しめそうでなんか面白そう、ということで早速行ってみる事にした。
一の鳥居に車を停めて武甲山から小持山・大持山を経て妻坂峠を下れば、ぐるっと回ってスタート地点に戻れるマイカー使用でも可能な縦走コースができあがる。今回は武甲山にまた登るのは面倒くさいので、シラジクボに直接上がるスタートにした。
【写真(1):シラジクボへの分岐】
表参道への道を歩いて行くと、表参道から分かれ、持山寺を経てシラジクボに上がる分岐がある。山と高原地図には点線で表されているが、特に問題なく登れる道だった。
【写真(2):杉・桧林の中を登る】
いかにも植林された感じの真っ直ぐ天に伸びる木々の間を縫って登る。
【写真(3):持山寺跡】
コースから外れて数分の所に持山寺跡がある。
【写真(4):シラジクボ】
峠好きには嬉しい雰囲気のシラジクボ。武甲山の表参道ではただきつい坂道を登るだけで山らしい味わいはなかったが、ここは山に来たという実感がある。
【写真(5):小持山へ少し登ると後ろに武甲山】
シラジクボから小持山方面へ暫く登ると、武甲山がよく見えるポイントがある。
【写真(6):痩せた尾根道を進む】
細かいアップダウンを越えて小持山へ向かう。
【写真(7):小持山山頂】
小持山山頂は狭い。しかし昼時にちょうど良い時間だったのでここで昼飯にする。この時山頂滞在者は自分も入れて三組。
秋から冬にかけて冷えきって固くなったコンビニおにぎりは、歳をとったせいかこの頃咽を通らなくなってきた。そこで昨シーズンから導入したサーモスのフードコンテナを今シーズン初稼働。おでんを入れて持っていったが、寒くなって来た山上で温かい汁物が食えるのは本当に有り難い。ただこのフードコンテナ、一番大きいので0.38Lと微妙に小さい。と思っていたら、いつの間にか0.5Lが登場していた。この山行の後で早速導入したのはいうまでもない。
【写真(8):さらに痩せた尾根道は続く】
小持山を後にしてさらに先に進む。狭く痩せた尾根のアップダウンが続く。
【写真(9):雨乞岩】
大持山手前に、奥秩父方面へ展望が開けた雨乞岩がある。空気が澄んでいれば浅間山まで見通せるらしい。