【概要】
南アルプス前衛の日向山と違い、こちらは幼い子供も楽しめる標高633mのお手軽なハイキングコース。武甲山の向かい側にあり、武甲山ビューポイントとして絶好のロケーション。
完全に舐めた気持ちで出向いたが、山と高原地図との相違で案外てこずり、意外に変化もあってまさか2ページ必要になるとは思ってもなかった。
【写真(1):山の花道コース入口】
日向山へ向かうハイキングコースは風の道と山の花道のふたつルートがあるが、山と高原地図にはその名前は載っていない。
まずは漫然と道の駅から見えていた大観音に向かう。ここから風の道が始まるのだが、山と高原地図の赤い線のルートからは完全に外れている。で、心配になって引き返してみると、舗装路の分岐に山の花道と矢印があったのでそちら側に行ってみる事にした。
暫く急な舗装路を上ると、道路の左側に山の花道の入り口を発見。なので登りは山の花道コースを行き、下りに風の道コースを使ってみる事に決定。
【写真(2):長〜いすべり台】
木立の中の暗い山道を暫く歩くと、やがて開けた場所に出た。真っ赤な細長い物が正面の丘の上からこちらへ長く伸びている。これが農村公園内のローラーコースター。子供連れはここで足止めを食らうのは必至。
山の花道はローラーコースターの終点を横切るように続いている。
【写真(3):自然豊か】
農村公園を過ぎて暫く行くと、荒れた感じの道になってくる。堰堤から落ちる滝の横を通ったりして、想像してたより自然豊かな道だった。
【写真(4):果樹園の中を直登】
果樹園の中をぶち抜くように直登するここは、そこそこきつい傾斜の登り。
【写真(5):意外にしっかり山道っぽい】
途中何度か舗装道路を跨ぐ時には多少興醒めだけど、それ以外は意外にもしっかり山道してて、それなりに登山っぽさが感じられるのは予想外。
【写真(6):振り返ると武甲山】
武甲山の前を通る時はいつ来ても霞がかかった状態しか見なかったが、この日は珍しく空気が澄んでてよく見えた。午後にはさらにくっきりだったので、武甲山を眺める絶好の日に当たった模様。本当は丸山から見たかったのだが、色々な事情で日向山になってしまい、ラッキーなようなちょっと残念なような。
【写真(7):最後の舗装路を越える】
日向山直下の最後の舗装路を横切り、開けた丘を登る。
【写真(8):もうすぐ山頂】
丘を登りきったところで左に曲がると、再び山道っぽくなり、木で組まれた階段状のちょっと急な坂道を上りきれば山頂に至る。
【写真(9):日向山山頂】
山頂に到着。樹林の中で展望はないと思い込んでいたが、武甲山方面がしっかりと刈り払われ、さらに簡素だが展望台まであった。
この展望台、ちょうど高さが1mだそうで、山頂の標高633mに1m足して634m、スカイツリーと同じ高さに揃えたんだと。だから何?という気もしないでもないが、ここは素直にへぇ〜と感心しておこう。