登山&のら湯-山道のあっち側

湯川源泉 (1)

訪問データ

【訪問日・天候】

2000年秋 平日 晴れ

【注記】

現在、湯川源泉への林道は歩行者を含め一般通行禁止。

朝の5時、白骨温泉の入口にある公共駐車場で目を覚まします。辺りはまだ暗い。

駐車場のトイレで目覚めのうんちょ。これは自然を汚さないための大切な儀式です。出し残しがないように力いっぱい気張ります。ちょっと切れたかも。

ぼちぼち薄明るくなって来た頃、湯川林道入口に移動。車を置いて歩き始めます。

朝日に照らされた乗鞍。中腹に白くいかにも地獄だなってものが見えて、その遠さに気が遠くなります。地図で測った距離からすると3時間前後の筈だからさほど遠くはないのですが、実際に見えちゃうとね。スタートから目的地なんか見るもんじゃありません。*写真(1)

ちなみにこの林道の途中にある沢で温泉の湧出があるらしく、帰りにパイプを引く工事に出くわしました。

林道の終点から笹藪に入ります。はっきりと道は付いているので薮漕ぎにはなりません。*写真(2)

イッキに高度を下げて、下げ止まった所で川を渡ります。源泉施設をメンテナンスする業者の為の物だと思いますが、丸木橋も架かっていて一応は整備の手も入っているようです。*写真(3)

川を渡ると登りに転じます。ちょっと荒れ気味の道が続きます。

崖に丸木を渡して道にしているような個所もあります。継続してメンテナンスされる登山等とは違うので、信頼できるものなのかはわかりません。*写真(4)

いくつか山を越えると、野良湯探訪三連チャンの三日目、さすがに疲れが出てへばります。シャリばてで足が一歩も前に出なくなりました。10センチ足を前に出すだけでもものすごい労力。エベレスト登山でもしているかのようにのろのろ。

エナジーチャージ!

復活!

再び歩き始めます。

行程中は展望が全く利かないので、地図上でしか残りの距離を推定できません。もうそろそろゴールは近いかなって位に現れたのが、露岩のトラバース。*写真(5)

黄色と黒のトラ縄が渡してありますが、とても信頼できるものには見えません。ここは縄を頼らずに行くのが吉。まあ、雨が降って濡れているのでもなければ大丈夫でしょう。落ちても死ぬほどではないし(無責任)。