登山&のら湯-山道のあっち側

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山で行動中はとにかく暑くなります。ロープウェイで登った観光客ががたがた震えている隣でこちらは汗だくになっていたりします。とはいっても休憩など身体を止めると途端に寒くなります。着たり脱いだりは面倒くさいしあまり荷物を増やすのは嫌なもんで、そう考え出すと高機能の服が欲しくなってきます。散財の始まりです。

脳内シュミレーションだけで全ての物を揃えるのは得策ではありません。何度か山歩きをしながら、その時辛かったことを解消するのに必要な物が具体的にわかってから、徐々に揃えて行った方がいいです。そうしても失敗することも多いですが。

とりあえずここではできればあった方がいいだろうという物だけを挙げて見ます。

グローブ

真夏でも雨に打たれて風が吹けば、野ざらしの手はかなり冷えます。それでも夏なら危機的状況にはならないでしょうが、秋ともなるとそうはいきません。2000mを越えた場所では10月上旬でも雪が降ることもあります。10月の連休に吹雪になって多数の死者が出た事故が起きた年もありました。

手が凍えると想像以上に体力を消耗します。また、非常に惨めな気分になるものです。完全防水ではなくても、風を防ぐグローブがあると状況は改善します。

また、山を登るとわかりますが、木の枝や様々な物に掴まる機会は結構あります。素手だと小傷が絶えませんので、そういった面でもグローブがあると助かります。ただ、サイズの合わないようなものだと、鎖場で鎖を掴んだ手がグローブを残してすっぽ抜けてしまうなんてことも。グローブ自体が滑ることもあるので、滑り止めの考慮されたグローブの方がいいですね。

帽子

高所の紫外線は強烈ですから、天候によっては日射病や熱射病を予防するために必要になります。

ただ、帽子を持ってなくてもタオルがあればタオルを頭に巻くことによって代用できるので、どうしても必要かというとそれほどでもないです。

風のない日の雨だったら、つばのある帽子の上から雨具のフードをかぶると、視界が広く保てて顔に雨がかかり難いメリットがあります。

サポートタイツ

足の筋力をサポートするパフォーマンスサポートタイツのことです。膝や腰を安定させ、テーピングの原理で筋肉をサポートします。足の筋力に不安がある人は導入を考えてみてはどうでしょうか。

ワコールが初めて世に出したので、特許も多く押さえているということで性能ではやはりワコールのCW-Xに分があるようです。