白馬鑓温泉に行って来たっス!
何故に小屋仕舞い後のこんな時期かといいますと、単純に人が多いのを嫌ったから。なんせ人気の山域ですからねぇ。山ん中でまで人混みにいたくありません。性格でてるな〜。
小屋が営業している時期だったら、大雪渓か栂池から登って下りに白馬鑓温泉というゴールデンルートを選んだでしょうが、テント担いだ重さで自分の足はその距離には耐えられん、ということで今回は猿倉から最短距離の往復です。
猿倉の駐車場では紅葉が最盛期で、朝から数人の観光客が写真を撮っていました。って、写真が一枚もないな。なんで撮らなかったんだろう。
【猿倉】
まずは駐車場から林道を歩き始めますが、その一歩目からなんか足が重い。実は出かける直前二日間連続して睡眠3〜4時間という寝不足で、前夜は車中泊だったので疲れは完全に取れてない状態。絶好調とは言い難い体調です。乳酸が溜まった感じというか、とにかく一歩が重い。10日前には横岳で足を痛めたばっかりだったし。
でも、登山ていうのはどんなにゆっくりだろうと、一歩一歩足を前に出せば時間はかかってもいずれ目的地に着けるのです。人生とは違います。
頭の中ではノルディックウォーキングでバビューンと疾駆しているイメージで、その実のろのろと猿倉荘への分岐を過ぎて大雪渓と鑓温泉への分岐まで辿り着きます。いかにもメインは大雪渓とでも言いたげな太い林道が真っ直ぐに延びていて、道の脇に申し訳なさそうに鑓温泉への入口を示す標識が立っていました。*写真(1)
【小日向のコル】
分岐から小日向のコルまでおよそ3時間、石を敷き詰めた比較的歩きやすい登山道が続きます。標高が上がってくると白馬岳が顔を覗かせたりして、それなりに楽しめる道程を歩きます。まあ、頭の中だけバビューンで現実はのろのろと。どれくらいのろのろかといいますと、まったく息が切れず心拍数も上がらないってくらい。それほど足が前に出なかったんです。*写真(2) *写真(3) *写真(4)
コル手前のつづら折れの急登を登りきると傾斜は緩くなり、いかにも峠って感じの広々した風景に変わります。この「峠」って感じ、好きだわ〜。そして暫く進むと小日向のコル到着です。つか、一番気に入った場所の写真がない。なんで撮らなかったんだろう。*写真(5) *写真(6)